20世紀少年 最終章

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第1章から1年、第2章から半年、ついに20世紀少年が最終章を迎えた。当然、公開初日に観に行ってきた。ただ、金曜日・日曜日が夜勤とハードワークの谷間のため、今回はレイトショーで鑑賞。

第1章はケンヂ、第2章はカンナが中心にストーリーが進んだが、最終章はそれぞれがそれぞれの役割を果たしていて誰がメインとかいうのがなかった感がある。普通の映画・ドラマで主役を張れる豪華キャストばかりゆえでもあるが、逆に個々の印象があまり残らないとも言える。それでも原作に忠実によくここまでまとめたなと感心する出来映えだ。

最終章の焦点は、やはり「ともだち」の正体と誕生秘話であろう。映画という大衆性を考慮してか、ともだちの正体に迫るラストシーンは原作と比べて分かりやすくなっていた。真相は劇場で!(笑)
最後のライブシーンでは、ケンヂが「グータララ・スーダララ」を演奏して盛り上がるところも原作と大きく異なる。映画という手前、最後は盛り上げないと面白くないので、ここは浦沢直樹もこのようなエンディングを考えたのだろう。
そして、最後のケンヂとカンナの再会シーンは涙ものだ。観客の多くが涙をすすっていた。カンナはずっと号泣していたが、あるインタビューによると、このシーンではいろいろな想いがこみあげてきて本当に泣きまくっていたらしい。

20世紀少年3部作を通して振り返ると、原作に忠実にうまく20世紀少年の世界観を表現できていたと思う。正直、映画で3部作というのは嫌いなスタイルだが、こう最終章を見るとちょうどよいボリュームだったと思える。豪華キャストを惜しみなく使ったかと思えば、平愛梨を大抜擢するチャレンジをしながら、本当に完成度の高い映画を作り上げたと思う。

ところで、復習のために金曜ロードショーの2週連続の20世紀少年の第1章・第2章を観たが、第2章は「もうひとつの第2章」といって独自のアレンジをした作品になっていた。しかし、このアレンジが最悪。2時間以内に収めるべく、ところどころカットされていて、ストーリーのつながりがひどい。ひと昔の退屈な邦画を観ているようだった。こういうのは本当にやめてくれ!

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