デール・カーネギー・コース体験記

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今年の3月より、デール・カーネギー氏が開発した、
デール・カーネギー・トレーニングの研修を受講し、
先週、卒業を迎えました。
ここでは、その体験レポートを報告します。

私が受講したのは、デール・カーネギー・トレーニングの中でも
基本プログラムである、「デール・カーネギー・コース」です。

コース案内には、以下のような説明があります。

本コースはデール・カーネギー・トレーニングの中で最も基本的な要素を含むプログラムです。 デール・カーネギー・トレーニングの約99年の歴史の中で常に中心的な存在で、多くの受講者に新しいアイデア、新しいプロセス、新しい考え方、ビジネスに不可欠なスキルを提供し続けています。 また、このコースはあらゆる分野、職種、目的に適応するように構成されています。コミュニケーションの分野でのレベルアップ、職場でのリーダーシップ、個人的な自己実現など様々な方々のニーズにお応えしています。 一方的なレクチャー形式ではなく、「参加者主導」形式でトレーナーが一人ひとりにコーチング指導を行う画期的なプログラムです。

すごい!100年近くの伝統がある研修なんて初めてです!

しかも、あのウォーレン・バフェット氏もこのトレーニングの受講者で、
人前で話すのが苦手だったのを克服したとのことです。
彼は、大学院の修了証は飾らないが、
デール・カーネギー・コースの修了証だけは大事に飾っているとのことです。

そして、その後もアップデートが常に続けられている、
全世界共通のプログラムなのです。

デール・カーネギー氏は、『人を動かす』『道は開ける』で有名ですが、
私は、デール・カーネギー・トレーニングについてはあまり知りませんでしたし、
実は自分の会社の中では受講生第1号でした。

後から伺った話では、本コースは伝統的に12回で構成されていましたが、
今回から8回に凝縮してより効果を高めるという変革にチャレンジした、
歴史的なクラスであることが分かりました。

第1回は3/9にあったのですが、その後、3./11に東日本大震災が発生して、
その先どうなることかと思いましたが、一度の延期だけですみ、
無事、5/11に卒業式を迎えました。

その内容ですが、デール・カーネギー氏が著書の中で述べている原則を
日常のプライベートやビジネスで応用して、その成果を毎回のセッションで
皆の前でスピーチをして報告します。
受講生は毎回10~20名はいますが、全員必ずやります。
このおかげでいい意味で原則を使わざる得ない状況に追い込まれ、
自然と原則を使っていくようになっていきます。
研修は失敗するための場所ということで、大いにチャレンジすることを求められます。

また、初回の講義で、「他人のスピーチ中は自分のことは考えずに、
相手にフォーカスして話を聴くように」と釘を刺されます。
とかく、他人のスピーチ中は、自分のスピーチで何を言うか考えてしまうものですが、
それをやめて他人の話にフォーカスする。
確かに、受講生のスピーチは人生経験に基づいた感銘を受ける話ばかりで、
それを聴かないなんてもったいないことだとつくづく思いました。

このようにデール・カーネギー氏は、基本的なことではあるのですが、
なかなか実践が難しい原則を提示されています。
このコースの特徴は、読んだだけでは「なるほど、確かにね」で終わることを、
ひとつひとつ咀嚼して実践して身につけられるという点で優れていると思います。

最初は不安もありましたが、素晴らしいコーチとアシスタントの方に支えられ、
常にポジティブでいられ、最後まで充実した時間を送ることができました。

実際、現役アナウンサーでスピーチがとてもうまい受講生もいたのですが、
彼女は彼女なりに課題を抱えており、最後はそれを克服して、
非常に晴れ晴れした表情で卒業されていったのが印象的でした。

ここで学んだことはたくさんありすぎて書ききれませんが、
受講してよりポジティブになれることは間違いありません。
ぜひ、受講を検討されることを自信を持ってオススメします!

スピーチで賞に選抜されるとデール・カーネギーのボールペンをいただけるのですが、
ウォーレン・バフェット氏はこれを獲得するために毎回のスピーチをがんばった、
とのことです。それだけもらったときにはうれしい賞品です。
私は最後の最後でいただけたのですが、望外の喜びで感激でした!

▼スピーチでいただいた賞品(伝統あるボールペン)
DCC_BT.jpg

最後にデール・カーネギー氏の原則をリストアップしておきます。

■『人を動かす』の原則

○人間関係を強める(好かれる人になる)
1.批判も非難もしない。不平も言わない。
2.率直で、誠実な評価を与える。
3.強い欲求を起こさせる。
4.誠実な関心を寄せる。
5.笑顔で接する。
6.名前は当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
7.聞き手にまわる。相手にどんどん自分自身のことを話させる。
8.相手の関心を見抜いて話題にする。
9.重要感を与える一誠意をこめて。

※否定形の原則は 1. だけ。それだけ重要ということ!

○他者から積極的な協力を得る(あなたの考えを受け入れてもらう)
10.議論に勝つ唯一の方法として議論(口論=argument)を避ける
11.相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
12.自分の誤りを直ちに快く認める
13.穏やかに話す
14.相手が即座に「イエス」と答える問題を選ぶ
15.相手にしゃべらせる
16.相手に思い付かせる
17.人の身になる
18.相手の考えや希望に対して同情(感情レベルの共感)を持つ
19.人の美しい心情に呼びかける
20.演出を考える
21.対抗意識を刺激する

○リーダーシップを発揮する
22.まずほめる
23.遠回しに注意を与える
24.まず自分の誤りを話したあと、相手に注意を与える
25.命令をせず、意見を求める
26.顔を立てる
27.わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からはめる
28.期待をかける
29.激励して、能力に自信を持たせる
30.喜んで協力させる

■『道は開ける』の原則

○悩みを克服する基本原則
1.今日という「1日の区切り」で生きる。
 →補足:今日という日を生き切ろう、という意味。
2.困難な問題に立ち向かう方法
 a. 「起こりうる最悪の事態は何か」と自問する。
 b.それを受け入れる用意をする。
 c.最悪を少しでもよくするよう努める。
3.心身の健康上、悩みに対して支払っている法外な代償のことを思い出す。

○悩みを分析する基礎技術
1.まずあらゆる事実をつかむ。
2.あらゆる事実を考慮してから決断する。
3.決断がなされた以上、実行する。
4.次の問いの答えを書き記してみる。
 a.問題点は何か。
 b.問題の原因は何か。
 c.問題のあらゆる可能な解決策は何か。
 d.最善の解決策は何か。

○悩みの習慣にとらわれる前に打破する
1.忙しくする。
2.ささいな事柄に心を乱されない。
3.悩みを追い出すために、平均値の法則を活用する。
 →補足:平均率の活用とは、確率で考えるということ。心配しても仕方ない。
4.不可避に逆らわない。
5.悩みの価値限度を決め、それ以上に悩むことを拒否する。
6.過去のことを悩まない。

○平和と幸福をもたらす精神状態を養う
1.あなたの心を平和、勇気、健康、希望で満たそう。
2.敵に仕返しをしようとしない。
3.恩知らずを予期する。
 →補足:恩を期待しないということ。
4.祝福を数えて、悩みを数えない。
5.他者をまねない。
6.失敗からも学ぶように努める。
7.他者の幸せのために尽くす。

○悩みを完全に克服する方法
1.祈る。
 →補足:全部託す。

○平和と幸福をもたらす精神状態を養う
1.不当な批評は、偽装の賛辞であると思う。
 →偽装の賛辞とは、相手が認めてくれているということ。相手の妬み。
2.最善を尽くす。
3.自分の間違いを分析し、自分自身を批評する。

○疲労と悩みを予防し、エネルギーと精神を元気に保つ
1.疲れてしまわないうちに休息する。
2.仕事中にくつろぐことを学ぶ。
3.家でくつろぐことにより、健康と容貌を守る。
4.次の4つの作業習慣を適用する。
 a.当面の問題に関係がある書類以外は、全部机の上から片づける。
 b.重要性に従って物事を処理する。
 c.問題に直面した時、決断に必要な事実があるなら、その場で解決する。
 d.組織化、権限委譲、管理を学ぶ。
5.仕事に情熱を注ぐ。
6.不眠症を悩まない。

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